株式投資と異なり、日経225先物取引や日経225miniは実際に取引出来る期間が決ま
っています。事実、株式の場合は、ある銘柄を保有したいと思えば1年でも2年でも期間
に関係なく、すきなだけ保有することができます。
しかし、日経225先物取引や日経225miniは取引が終了する日が強制的に決められて
しまいます。そして、日経225先物や日経225miniのような株価指数先物は、銘柄のよう
な存在がないと思われがちですが、株式と同様に取引出来る銘柄が存在します。
例えば、日経225先物9月限や12月限、日経225mini9月限、12月限などと呼ばれてま
して、ここでいう銘柄についてですが、日経225先物、日経225miniとともに、○○年3月限
といった形で取引が終了する時期をさします。
これらを
限月（ゲンゲツ）といい、日経225miniでは3月、6月、9月、12月が取引終了月
にあたります。このうち、最も近い2限月が並行して
取引されます。
例えば現在が2010年4月なら最も近い2010年6月限と2010年9月限の2限月が取引
されます。9月限は9月の第２金曜日の前日が取引最終日となります。
各限月の取引期間は最大6ヶ月ですが、終了する限月から取引されている限月に乗り
換えれば取引を継続することができます。もちろん、取引最終日までならば、いつでも
反対売買を行うことができます。また、 SQとはスペシャル・クォテーションの略です。
満期日の決済に用いられる最終清算指数として採用される数値で、3月、6月、9月、12月
の第２金曜日の日経225の各構成銘柄の始まり値によって算出される指数です。
通常の日経225は気配値等を用いて算出されるために、SQ値は必ずしも当日の日経225
の始値とは一致しません。取引最終日まで決済しなかった場合、このSQ値で自動的に
決済されます。 ですので、仕組み自体は非常にシンプルなんです。
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