【日経225miniが判る金融取引入門】
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今回は証拠金所要額について簡単に解説させて頂きます。
証拠金所要額の求め方ですが、先物およびオプション取引
のトレーダーの建玉をSPANRで計算したSPANR証拠金額
からオプション取引の当該建玉を計算したネット・オプション
価値の総額を引くことで求めることができます。
SPANR証拠金額は、理論上相殺できるとされる損失額を差
し引くことにより、相場における価格変動によってポートフォリ
オ全体で損失する可能性のあるとされる金額の事を指します。
ネット・オプション価値の総額は、オプションが権利行使され
た場合などに生じるリスクを保護するものとして考慮します。
買いオプションの価値の総額から、売りオプションの価値の
総額を差し引くことによって求めることができます。
ちなみに買いオプションの価値とは、オプションを転売、もし
くは権利行使を行った時に受け取るとされる額に相当します。
一方、売りオプションの価値についてですが、オプションの買
戻し、もしくは、権利行使の割当てを受けた際に支払う必要が
ある額に相当するものとなっております。
こうしたことから、ネット・オプション価値の総額が正の額で
ある場合には、SPANR証拠金額からネット・オプション価値
の総額を差し引きます。
そして、ネット・オプション価値の総額が負の額である場合
におきましては、SPANR証拠金額にネット・オプション価値
の総額をプラスします。
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