日経225miniや日経225先物のような株価指数先物は、現物の株取引とは大きく異なります。
実際に取引出来る期間が予め決められています。
まず、3月、6月、9月、12月のうち、最も近い2限月が並行して取引されています。例として、
今現在を8月と仮定した場合、もっとも近い9月限と12月限の2原月、といった具合です。
各限月の満期日は第二金曜日で、これをSQ日といいます。（その日に新たな限月の取引が
開始されることになります。）各限月の取引期間は6ヶ月と設定されています。
そして、SQ値についてですが、SQが3月、6月、9月、12月の第2金曜日の日経225の各構成
銘柄の始値によって算出されるので、SQ値はその日の取引が終了した後に大阪証券取引所
から発表されます。この前後は相場は荒れますので注意が必要です。
SQ前日までに反対売買により決算しなかった場合、このSQ値で自動的に決済されることに
なります。SQ値が設定される必要がある主な理由として、日経225miniは、現実に発行され
た株券ではなく、実際に受け渡しすることができない数値を取引対象にしています。
ですので、指数そのものを交付する事ができないからです。その為、現実の指数と約定した
価格との差額を受け渡す事で決済が行われ、これを「差金決済」といいます。
日経225miniの取引を行ってから、SQ日前日（最終取引日）までに反対売買（転売・買戻し）
されていない未決済の建玉を、算出されたSQ値を基準に自動的に決済されます。
こうして、日経225miniの仕組みを文章にして解説すると、難しく感じるかもしれませんが、
取引の仕組みはいたってシンプルです。株式投資や
外貨投資よりも簡単です。
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