外国人投資家というと外国の個人投資家のイメージが強いかもしれ
ませんが、実際には海外から日本市場への参加者で、保険会社、
投資信託、年金基金など運用のプロも多いといわれています。
こうした外国人投資家の多くは、 国債分散投資の一つ運用先として
日本株を買っています。日本株の売買代金は外国人投資家の購入
する比率が過半数を超えているのです。
ですので、上述した海外勢が撤退すると、大きく相場が動くのでそれ
に極端に国内の投資家が反応するためパニックになります。
実際には外国人投資家が買うから日経225が上がる、売るから下が
るという単純な図式ではないのですが、いうまでもなく外国人投資家
の売買動向が大きな影響を与えることは間違いありません。
一方で、こうした外国人投資家の売買動向に乗ろうとする投資家も多
いようです。つまり、外国人投資家が売るなら一緒に売り、買うなら一
緒に買うといった外国人投資家の動きをまねします。
このようなコバンザメ的投資家の存在も、外国人投資家の売買動向
と日経225の相関性を高めさせていると思われます。
そこで、日経225miniを取引する上で、今外国人投資家の買いの方
が多いのか、それとも売りの方が多いのかを大坂証券所などが発表
する買い越し・売り越しのデータのチェックは必須です。
こうした指標を参考にして投資すれば極端に思惑が外れる場面は必然
的に少なくなると思いますので、有効な一つの手段です。
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