【日経225miniが判る金融取引入門】
ロイターの記事によりますと野村証券は、豪マッコーリー銀行と商品取引業務で
提携することで基本合意したことが明らかになりました。
今回の業務提携の目的は原油など商品の価格変動リスクをヘッジしたい企業
や資産運用向けの商品開発を野村証券とマッコーリー銀行の共同で行うほか、
トレーディング収益の強化にもつなげる狙いがあるとしております。
野村証券は、2年後をめどにトレーディング収益に占める商品関連の割合を
10%超に伸ばすプランをすでにうちたてております。
野村證券は、これまで培った商品取引での実績とノウハウのあるマッコーリー銀行
側から人材を受け入れ共同で商品開発する方針を固めております。
マッコーリー銀行にとっても、日本国内市場で絶大な顧客基盤を持つ野村との提携
により日本でのビジネス強化につながると判断したとされております。
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどは、原油、貴金属などの商品取引
を活発に行い、収益の柱となっておりますが、国内の大手証券会社は商品取引に
消極的であるためこのような状態には今だなっておりません。
しかし、上述した外資証券会社はトレーディング収益のおよそ半分が商品関連で占
める場合もあるほど、商品取引は株式、債券、為替に並ぶ重要なビジネスです。
しかし、今後は重要な収益源として国内の証券会社も商品取引による利益拡大に
向けた動きが活発化することが予想されます。
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