今年は、SQ前日あたって昨年よりも波乱が多くありましたが、来年
はもしかしたら今年以上に波乱含みの展開となるかもしれません。
来年はオバマ新米国大統領が誕生しますので、アメリカ国民だけで
はなく、世界中の人々が経済政策に注目しています。
実際に米国経済を早急に立て直すことを多くの人がオバマ新大統領
に対して期待しているのですが、恐らく肩透かしを食らうと思います。
クレジット市場の崩壊は根が深い問題だけに短期間で改善するのは
難しいと思います。また、この時点で価値が下がり続ける住宅ローン
債券を購入するのは負債を拡大するだけで効果は期待できません。
また、昨年は、中東やアジア諸国の政府系ファンドが積極的にメリル
リンチや、シティなどの米大手金融機関に融資する構えをみせていま
したが、今では完全にトーンダウンしています。
たった一年足らずでこれほどまで、景気が悪化したことは第2次世界
対戦以降ではオイルショック以来のことです。
以降日本は常に貿易黒字にあったわけですが、今年はついに約30年
ぶり貿易赤字をだすことが決定しました。
今後さらに円高が進むと、輸出に依存する主力企業は泥沼にはまり込
んでしまいます。ですので、来年は今年以上に市場全体が大きく動揺
する年になりそうなので、1~3月まで慎重に取引すべきです。
まずは、来年初頭に発表される米国の大手金融機関の決算に注目し
たいところです。もし赤字幅が拡大していれば大きく下落します。
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