【日経225miniが判る金融取引入門】
今月14日、証券最大手の野村ホールディングスは投資家向けの業績説明会
が開催され、その際に今後の事業課題として、海外ビジネスを含めた企業向け
部門の改革が課題であることを発表しました。
野村ホールディングスの成長に向けた収益確保のため、アジアを中心と海外
事業を今後より強化していくかまえにあることを明らかにしました。
いま現在、国内のメガバンクが傘下の証券会社の再編を進めるなど、証券部門
の強化を図っていることから、野村の牙城を切り崩す動きが活発化しています。
先日、米金融大手のシティグループが日興コーディアルグループを買収し傘下
に収めることに成功したことなどを筆頭に、野村ホールディングス包囲網が着々
と敷かれるなか、国内で迎撃態勢を整えます。
そして、その一方で、海外に活路を見いだす戦略をすでに打ちたてています。
野村ホールディングスの2007年3月期の主要5部門合計の税引き前利益は
3773億円と、2けたの減益となっております。
こうした業績低迷を受けて、5部門のうち45%を占める国内営業で株式委託
手数料が落ち込んだほか、自己売買によるトレーディングの利益も減少した
ことが主因とされています。
目標とされていた税引き前利益を早期に5000億円に拡大するという目標達成
に向けた道のりは正直現状では厳しい状態にあります。
今後は、海外に活路をみいだし、場合によっては国ごとに有力金融機関と提携
することに買収など積極化する考えを明らかにしました。
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